「世界がもし100人の村だったら」から学ぶ世界の現実とチャイルド・スポンサーの必要性
もし、世界の人口を100人の村に縮めてみたら…
その村には何人の人が文字を読めるのでしょう?
何人の子どもが学校へ通えるのでしょう?

そんな問いかけに答えてくれるのが、『世界がもし100人の村だったら』という本です。
「世界がもし100人の村だったら」はどんな本?

『世界がもし100人の村だったら』は、2001年に日本で出版された本です。
原文はアメリカで生まれた文章で、インターネットを通じで世界中に広まりました。
それを日本語で紹介し、分かりやすく再話したのが池田香代子さん。
出版当時は大きな話題となり、教育の現場でもよく取り上げられました。
価格:921円 |
世界を身近に感じさせてくれる一冊
この本のアイデアはとてもシンプル。
「もし地球に住む80億人を100人の村に縮めたら?」という発想です。
数字だけでは想像しづらい世界の現実を、「100人」という小さな村に置き換えて表現しています。
たとえば、
- 17人の子どもが学校に通えない
- 20人以上が栄養不足で苦しんでいる
- 10人が安全な水を手にできない
こうして身近な規模にしてみると、遠い国の出来事だったはずの格差がぐっと自分事に近づいてきます。
私たちは「お腹いっぱい食べ過ぎてしまった」と笑うこともあるのに、同じ世界に飢えで命の危機にある人が大勢いる。
ページをめくるたびに、自分がどれほど恵まれた環境にいるかということに気づかされました。
「当たり前」が特別だときづかされる
この本を読んで一番感じたのは、「当たり前が当たり前ではない」ということです。
むしろ、多くの人にとっては夢のような環境なのです。
私たちの生活を振り返ると、蛇口をひねれば水が出て、子どもたちは当たらり前に学校へ通い、体調を崩せば病院で診てもらえます。
どれも自分にとっては日常でしたが、世界の多くの人にとっては特別で、手に入らないものなのです。
読んでいると胸が少し苦しくなるけれど、同時に「私にもできることはあるはず」と考えさせられます。
まとめ
『世界がもし100人の村だったら』は、難しい統計をやさしい言葉で表現してくれているので、大人にも子どもにも読みやすい一冊です。
わずか60ページほどの小さな本ですが、読み終わったあと「世界のことをもっと知りたい」「自分にできることはあるかな」と考えさせてくれます。
2000年代に大きく広まったこの本は、今もなお国際理解や貧困問題を考える入り口として読まれ続けています。

そんな気づきを行動につなげる方法のひとつがチャイルド・スポンサーです。
もしこの本を手に取り、読んでみる機会があったならば…
そして、もし自分も何かしたいと考えたならば…
ワールド・ビジョンでチャイルド・スポンサーを始めてみませんか?
